2009年3月2日月曜日

展覧会千秋楽

個展「TAXIs」が今日で会期を終了。

来場頂いたみなさま、スペシャルサーンクス!

で、展覧会はなぜかここ数日の間(恐らく来週いっぱい)は次の展示までアンコール開催してます。

お近くの方はぜひぜひ。
http://artpal.jp

★展示を終えて★

以前も恵比寿の飲み屋で展示をしていたことがありますが、やはり飲み屋での展示は難しいなーと。


何を見せるか、
どれくらいの見る時間を想定しているか
安らぎか?
派手さか?
サイズは?
年齢層は?
エロいの?
どうなの?
あと忘れちゃ成らないのが店主の意向
(今回は黒、夜の街を多く、夕焼けとかが欲しいと)等々…

それらを受け今回も恵比寿の飲み屋に続き「リラックス感」を主題のひとつに
それと新しく都市とひとの結び付き
あとタクシーの艶を出した。


人が写っていない写真達だけど都市とひとの生活が絡む。

用がある人を運ぶ、運ばれるそのドラマ性。


店の雰囲気、遊びにくる人の気分のプラスになるBGM的な居心地感を提供したい。

心落ち着ける旅行的な写真…。

でも、基本、飲み屋の客は写真なんか見ていない。

そこに尽きるんじゃないかな。

飲み屋の展覧会で写真が売れるなんてことはまず無いしね。


今回はコミュニケーションのある下町、根津という場所だけに、飲み屋なわりにわり合いとじっくりと見てもらえて居たんじゃないかな?とも思う。

錯覚?


飲み屋での写真展をやる意味や意義は、写真とか芸術なんかに普段あまり触れて無い人や興味が無い人にもメッセージを伝えることが出来るところに意味があるのではと。

オーナーは客が喜ぶから「人の写っている写真を出してよ」と言うが、
人が写っている写真に人が興味をもつのは当たり前だし、それでは写真としての提案が無いなと思ったので今回の出展内容にした。
(アイドルの水着写真が「マンガ」雑誌に載るなど人がでている写真はそれだけで商業的な意味があるのは良く知っている)


以前この会場で盗撮的な写真をみたことがあるが、僕の主義にその手の写真は反する「そういうのでイイからないの?」と言われたが無いし断った。

僕は、人の写真を撮る際にかなり気を払っている。その上で成立する撮る側と撮られる側のお互いの合意がある写真が好きだ。

で、いま、久しぶりにそういうのを撮ろうとも思っている。

まぁそれらはまだ撮ってもいないので別の機会に別の場所で発表するのだと思う。

暫し構想を固め、撮影枚数を重ねていこう。

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