出店(出展なのかな?)する友人がいたのでイイきっかけと思って出掛けてみた。
オタク文化の極みのひとつフィギュアを作って売る即売会。
年二回、夏と冬にやる祭典。
近年のニューストピックとしてはビックサイトで開催された際、エスカレーターを逆流させたこと〜それなのに怪我人をひとりも出さなかったこと〜が記憶に新しい。
(アイドルの追っかけではああわいかない、友好的普段は繋がりのない繋がり)
僕自信は写真や絵ばかりなので三次元はやっぱムズイよなーと第一印象。
散策しながら結構作るものがみんな片寄ってるよなーとか思いながら。
予想では、もっとハッチャケイベントなのかと思ったが、
やはりモチーフがありその多くが二次元でそれを三次元化する辺りにエネルギーの大半が注ぎ込まれてしまい、
振りきってはいるけど何かモヤモヤしている感じだなと。
恐らくモチーフ選びの動機がキャラ萌えにあり、それらがある種の縛りを設け、
例えば、あんなポーズこんなオフショット…
というようなイメージが破綻してしまうことを彼ら自身がセーブしているのだろう。
そのキモチはよく解るし、悩み尽きない感じでもあるなと。
そんな中、一卓だけ気になるものがあって
(モチーフ、作りが独走的で綺麗なだけでなく動きが可愛い)
で話してみたら面白そうな人なので名刺が無かったから連絡先をもらってきた。
(あとでわかったのだけど、その人は作家さんじゃなかったw)
あと面白かったのは、文化の継承というか、場の雰囲気というか、
昔からの連綿と重ねてきた古いオタク文化を真摯に継承してきた真面目なイベントなんだなと思った。
(僕の幼少期、近くには真面目な「趣味にふけるひと」達が多くいた。まだ彼らが謙遜気味に二人称を敬意を込めて「お宅は…」と話していた30年近く前だ)
と同時にやはりここは僕の居るべき場所でもないな〜と。
出店されてた品ではサンレッドのアニマルソルジャーや、サマーウオーズのアバター「キングカズマ」などが好印象だった。
確かに数多くのアニメに登場したヒロインキャラの流麗な動きや髪を振り乱す動きは心打つ何かは有るのだろうけどそれだけでイイのかなぁという変なキモチにもさせらるた。
あとコスプレなおねいさん方もあまた居たけどフィギュアを撮る方が楽しく正しいと思えシャッターを切らなかった。
多分コスに関しては「撮る僕の考える女の子像」と「被写体のコスのおねいさんが思う自分像」が大きく乖離しているから、僕はなんだか気分じゃなくなってしまうんだろう。
僕は目の前にいる女の子の女の子らしさや、綺麗さ、初々しい感じ、瑞々しさを撮りたい訳でかなりの不整合が起きてしまうみたい。
なんかそんな感じをひしひしと感じた次第。
撮ってきたフィギュアを暫しご堪能ください。
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